2024.12.16

ヤマハジュニアピアノコンクール結果発表 ※講評を追記いたしました

2024年 12月15日(日)

ビッグハート出雲にて開催いたしました、ヤマハジュニアピアノコンクールの結果を発表いたします。

(※プログラム番号での発表となります)

最優秀賞に選ばれた方は、

アツタ代表としてヤマハジュニアピアノコンクール2次選考にご出場していただきます。

 

●最優秀賞 

1・6・12・14・16・24・29・39・45・46・51・53

 

●優秀賞

3・7・9・18・19・25・27・30・31・35・36・40・47・52・54

 

●奨励賞

2・4・5・8・10・11・13・15・17・20・21・22・23・26・28・32・33・34・37・38・42・43・44・48・49・50

 

●フレデリック賞

55

 

 

◎審査員の先生からの講評を追記いたしました。(12/16掲載)

 

アドバイザーの先生からの講評です。

 

白川 千春先生

【A部門】コンクールで弾くということは、とても緊張してドキドキするものですが、皆さん、よく頑張って弾くことができましたね。これから成長すると音は変っていきます。今はその音作りが始まったところです。どのような音がいい音なのか、お友達やピアニストの演奏を沢山聞いて考えながら弾くくせをつけていきましょう。

【B部門】皆さん、お疲れ様でした。体が成長していくとテクニカル面でも音色でも幅広い演奏ができるようになってきます。ピアノを素敵に奏でるための1つの方法として「自分の演奏を録音して聞く」があります。録音した演奏を聴いて考えてまた弾くという練習のくり返しを試して見てくださいね。このことで聴く力・考える力が少しづつ培われていきます。

【C部門】皆さん、お疲れ様でした。性格が1人1人違うように、持ち音も1人1人違います。その自分だけの音を作っていくためには、具体的に先ず「力を抜く」ということに取り組んで下さい。力を入れると手だけで弾くようになり、いい音になりません。どれがいい音なのか、沢山のお友達、ピアニストの演奏を生で聴いて体験して下さいね。

【D部門】中学生になると学業、部活など忙しい中、ピアノを続けていくには工夫がいります。時間の使い方、練習方法など工夫してみて下さい。自分で音楽を作っていくことが目標です。曲作りを先生まかせにしてはいませんか?少しずつ小さな部分からでも積極的にやってみて下さい。そして先生に相談してみて下さい。これが「考える」ということにつながります。「考えた」演奏をすると楽しくなりますよ。

【E部門】音楽を専門とする、しないにかかわらず、音楽をすることに集中し、没頭する、こんなに楽しいことはありません。心を励まし、なぐさめ、楽しくウキウキさせてくれるのが音楽です。時には、ガンガン弾きまくってストレス解消。ピアノライフを生涯にわたって楽しんで下さいね。

 

古川 浩美先生

【A部門】お1人お1人がとてもしっかりとご自分の音楽を表現されていて、素晴らしいと思いました。自然に音にも表現のし方にも個性があってとても良い時代だと改めて感じました。伸び伸びと音にふれ、リズムを感じ、歌ったり身体を動かしたりして、身体全体で音楽を感じることをたくさんしてください。そして鍵盤にもたれてみたり、なででみたり、自由に楽器に触れ、ピアノからさまざまな音色がひき出せることをたくさん体験して下さい。

【B部門】作品の特徴や雰囲気を感じて表現しようとする意欲が伝わってきました。雰囲気をとらえることができているので、それをどうすれば音で伝えることができるか、更にその先を考えましょう。手・手首・身体の使い方、そして基本的な指の練習をしっかりとして、表現するための技術を身につけて、更に音楽を楽しんでください。

【C部門】意欲的に演奏に取り組んでおられました。伴奏形を弾く時、メロディーにどのようなリズムや色あいを添えるのか、両パートそれぞれをしっかりと見て、組み合わせるように響きを確認すると良いと思います。左手が持っている音楽がパートとしてまとまれば、メロディーもその響きに乗って存在感を増し、輪郭がはっきりしてきます。流れの中に各モティーフがのみこまれてしまわないよう意識してください。

【D部門】意欲的に取り組まれ、聴き応えがありました。作品がより大きく内容も深まる中、どのような響きを作るのか、音づくりには耳を研ぎ澄ませてタッチの感覚や身体の使い方にもより一層意識して、感覚を磨いていってください。弾いている音がどう聞こえているのか、空間を広く感じて響きをよく聞きましょう。音で描く。楽譜をよく読んでその素晴らしい世界に近づいてください。

【E部門】作品への思いが伝わるひたむきな演奏には、とても心惹かれます。楽譜を何度も読み、作曲者の心に触れ敬意を持って共感し、イメージし、ピアノの持つ可能性を引き出してください。素晴らしい作曲者の素晴らしい作品に導かれながら、自身を高めていく幸せを感じながら更なる歩みを続けてください。